すばる進学セミナー

すばる通信

すばる進学セミナーの最新情報を掲載しています。

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逗子開成の情報2018

2018.05.31

受験日程前倒しを続ける他校をよそに、変わらぬ日程と出題方針でかえって「強さ」が際立つ逗子開成。海洋教育を軸として逗子開成にしかできない教育を追い求め、さらにその精錬を続けます。通っている生徒や保護者からの満足度も高く、次なるステップへの地盤が固まってきた印象の逗子開成の現状についてレポートします。

逗子開成の公式HPはこちら

■逗子開成について
・幅広く深い知識と豊かな教養、多彩な表現力を身につける
・豊かで温かい心と逞しくしなやかな体
・面倒見のいい学校であることを続ける
・グローバルマインドを持った時代を切り開く力
・逗子開成ならではの教育を

■海洋人間学の成果について
・OPヨット製作&帆走と遠泳
・海という自然を体験できる
・逗子開成の生徒としてのアイデンティティーが持てる
・自己肯定感や協調性が高まる
・東京大学の海洋アライアンスと提携

■2018年度入試状況について
・一次二次の受験者数が減少。鎌学の日程変更の影響
・三次入試のレベルが高かった
・記述力を重視し、読解力・思考力・表現力を測れる入試問題
・繰上げ合格は25名。鎌学の影響で読めない入試となったが、最終的には想定内

■進路状況( )内は昨年度
・東大7(8) 一橋5(7) 東工大11(5)
・早稲田67(80) 慶応65(55) 上智34(44)

■雑感
・生徒は生き生きしている。学校からも生徒からも勢いを感じる学校
・「論述問題に立ち向かう生徒が欲しい」という方針はお隣、鎌倉学園とは完全に一線を画している
・常に新しいものを求め、足りないものは貪欲に取り入れていく
・「海が好きなら逗子開成」で決まり。他の追随を許さない
・身近な海の素晴らしさと怖さを生徒たちが感じていて、完全に「学び」が行われていた
・「避難が決まったら各自勝手に山の上に逃げろ」という避難方針は斬新。男子校ならでは
・進学実績の数値だけで逗子開成の価値を測ってはいけないが、大学進学実績は東大の現役3名が示すように一時の勢いは陰り気味

さらなる詳細についてご興味がある方は、レポートをご覧ください。

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法政大学第二中学校の情報2018

2018.05.28

共学化から3年。全学年男女が揃い、今年、本当の意味での共学化を達成しました。ハイスペックな新校舎と付属校ならではの教育をどのように融合させるのか。真価が問われる法政大学第二中学校の説明会についてレポートします。

法政大学第二中学校の公式ホームページはこちら

法政二中高

■附属校ならではの教育
・体験、実習重視の学習
・目標が受験勉強ではない
・様々な調査研究活動(討論・レポート重視)
・毎週必ず理科実験(チームティーチング)

■図書館を利用した教育
・授業での積極的な活用
・充実した蔵書量(6万冊)
・wifi完備
・ジャパンナレッジ、朝日けんさくくん
・ビブリオバトル
・リーディングマラソン

■二中生の進路(二中 → 二高 or 他高)
・成績が一定基準に達していれば二高に進学可
・内進生1:高入生2 の割合
・あえて高入生と混合クラス
・内進生は各クラスでリーダーとして活躍

■二高生の進路(二高 → 法政大学 or 他大)
□法政大学 → 有資格者全入制度
 ・日常の成績が60%以上
 ・TOEIC bridge 140点以上
 ・基礎的思考力確認テストで一定以上の点
□他大併願
 ・有資格者である場合、法政大学の推薦権を持って受験可
 ・ただし、法政大学専願の生徒の志望学部が優先される
 ・他大受験のためのサポートは一切ない

■2019年度中学入試
・日程は2月2日、2月4日(変更なし)
・募集定員の変更可能性あり。女子を増やすか?
・出題傾向を大きく変更する予定はない
・過去問の目標は合計70%〜75%

■雑感
・法政大学への推薦権を持ちつつも他大学の受験が可能
・ただ、法政大学専願の生徒が優先で、結果的に他大志願者にはかなり人気薄の学部学科しか残っていない
・今回はグローバルについての内容はなし。SGU(スーパーグローバルユニバーシティ)である法政大学にどう接続していくか
・これだけの設備が整った学校で、少人数制授業(30人)の実施は高評価
・改めて校舎の設備、コンセプトは素晴らしいが、このコンテンツを生徒先生が使いこなせるか。

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鎌倉女子大中等部の情報2018

2018.05.25

大船駅からバスで10分弱。街道沿いに続く煉瓦塀に囲まれたキャンパスが鎌倉女子大中等部です。市立南高校附属中の立ち上げで大成功した”学校改革請負人”高橋正尚先生を初等部(小学校)部長に招き、学校法人全体の改革に着手。新校舎建立もほぼ決まっており、革命が進むか、注目度が高まっている鎌倉女子大中等部についてレポートします。

鎌倉女子大中等部の公式ホームページはこちら

■鎌倉女子大中等部の教育について
・2021年頃を目処に中・高等部新校舎建立。道路の向かい側
・新たに始まった学力向上プラン
・2018年度入学生から特進コースに一本化(これまでは進学/特進)
・新しい英語教育プログラム
・建学の精神に基づき豊かな人間性を育む

■グローバル教育について
・ICTを利用しながらの学習
・国内イングリッシュキャンプ
・中3全員参加のカナダ語学研修
・高1希望者参加の10日間オーストラリア語学研修
・英検目標 中3で3級100% 高3で2級100%

■2019年度入試について
・一回の受験料で複数回出願可能。何回受けても22,000円
・2/2AMに適性検査型入試を実施
・出願はwebのみ
・4日、5日はPMのみ

■雑感
・部長先生は威圧的ではなく低姿勢。今後の学校改革を進めていける力強さもお持ちです
・きめ細かく、丁寧。入ったら大切に育ててもらえることは間違いなさそう
・改革はかなり力を入れてスピーディーに行われている。後ろ盾もあり、これから間違いなく変わる学校の一つ。新校舎設立もほぼ決まっていて、そのタイミングで一気に人を集める可能性も。鎌倉に新たに強い「カマジョ」が誕生するか。ややこしい…
・お金がある学校法人に実績十分の高橋正尚先生が行ったらどうなるのか? おそらく正解は「革命が起きる」だと思います。今後も要注目です

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青山学院高等部の情報2018

2018.05.22

2014年の新校舎竣工と時を同じくして人気の回復傾向が見られる青山学院高等部。渋谷から徒歩10分強の好立地でありながら、広大な校地にそびえる贅沢な校舎設備。難易度も上昇している青学の入試情報と内情についてレポートします。

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■青山学院について
・真実を求める心とキリスト教教育
・思考力・表現力、進路を切り拓く教科教育、主体的な学び
・共生教育
・SGH、グローバルな視野と社会教育
・高大連携プログラムの充実

■グローバル教育について
・留学生受け入れは常時3、4名
・カナダホームステイ体験
・チャットルーム…青山学院大学に留学で来ている大学生と話す経験
・第二外国語:ドイツ語、フランス語、中国語など
・短期留学:イギリス、イタリア
・Englishcamp
・フェアトレード研究
・12月のSGH成果発表会

■2018年度入試について
・人気が上昇傾向。男女ともに一般入試の倍率は4倍前後
・推薦入試の基準について。男子は内申38以上、女子は内申41以上
・推薦入試は、内申・面接・適性検査の三つを総合的に見て合否判断
・併願校で多いのは男子は戸山・西・慶応・翠嵐、女子は日比谷、西、都立青山、翠嵐
・2018年度からウェブ出願
・一般入試補欠合格者は男子58名、女子69名。うち繰上合格は男子42名、女子9名まで

■校舎の様子
・カフェテリアは144席しかない。基本は弁当持参
・1教室は40名。机間は十分。机は60×40センチで一般的
・グラウンドは土。中等部と共用
・高等部専門の図書館。10万冊!の蔵書
・体育館(メインアリーナ)はバスケット二面、サブアリーナはバスケット一面、ダンス部等が使用するプレイルーム
・グラウンドを除く全ての施設は高等部専用。恐ろしく贅沢

■雑感
・2014年に改築されたばかりの校舎は美しく、開放的で明るい
・生徒の様子は渋谷に通う垢抜け感はもちろんあるが、総じて落ち着いていて生き生きとしている
・「開かれた学校」をアピール。先生方の話は全体として余裕と自信のある雰囲気。大学附属全般に言えること。私立中高一貫のギラギラした感じはない
・若い渡辺部長(校長)。柔らかくユーモアもある
・質疑応答がここまで活発な会は珍しい。校長先生、広報主任先生をはじめとした学校側の柔らかい雰囲気がそれを後押し。きっと生徒たちに対しても先生方は謙虚で鷹揚な姿勢を見せているのだろう。そんなことが良く伝わる説明会だった

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参考資料
入試結果、2019入試日程、SGH、進学状況

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鎌倉学園中学校の情報2018

2018.05.15

算数選抜入試に加えて2018年度入試では2/1午前へ入試日程を変更。入試のやり方を巧みに操りながら生徒を集めています。東大3名を筆頭に高い進学実績を残した鎌倉学園。新校舎の完成と新カリキュラムが呼び水となって再び人気上昇気流に乗れるのでしょうか。”変わる”鎌倉学園の説明会についてレポートします。

鎌倉学園中学・高等学校の公式ホームページはこちら

■鎌倉学園の特徴
・ほどほどの宗教教育
・真の文武両道
・放課後の時間も生徒との触れ合いの時間を大切に

■グローバル研修
・オーストラリア研修(定員40名、選考あり)
  ◌シドニーの兄弟校の生徒宅にホームステイ
・北米研修
  ◌ハーバード大生とのグループディスカッション
・ベトナム研修
  ◌現地の小・中学生とのふれあい、異文化交流
・ハワイ研修
  ◌日系移民の歴史に触れて、文化・自然を体験

■入試
・日程は変更なし
  ◌ 2/1,2/1PM 算数選抜,2/2,2/4
  ◌ 手続き締め切りを少し延長
     2/1AM入試の締め切りは2/3の16時。栄光聖光の発表の後

■進学実績
・国公立 ( )内は昨年度実績
 ◌ 2015:52名 2016年:62名 2017年:71名、2018年:79名
 ◌ 東大:3名(2)
 ◌ 京大:1名(0)
 ◌ 一橋:2名(0)

■雑感
・入試制度については攻めの姿勢が上手くハマっているような印象。吉村先生の狙い、分析が効いている
・ただ、人気が大きく上がっているわけではないので要注意。新校舎完成効果は相当大きいはずなので、応募者数はそれを割り引いて考えなくてはならない。注目度が高いうちに学内の改革を進めて成果を残しておくべき
・算数選抜で入学した生徒には自信があるようだ。その生徒が今後の鎌学の実績を支える。2年後が算数選抜一期生の実績となる。楽しみである
・カリキュラム変更は混乱するが、簡単にまとめると、「競争を煽る」「やや遅れている子は少人数で救う」という形
・Mac50台は圧巻。少しずつではあるが、学校全体のITリテラシーは上がっている
・今年の進学実績は躍進。東大や京大、一橋も中学受験で入った内進生の実績
・今年の卒業生は震災後最初の入試が行われた2012年度入学組。津波懸念からかなりの数で逗子開成の志願者が鎌学に流れてきた。ここ数年内で新入生の偏差値が最も高かったのがこの年。そう考えるとこの結果も必然か

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鎌倉学園

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法政大学国際高校の情報2017

2017.10.17

全く新しい学校の誕生。日本の教育に風穴を開けるリベラルで実験的とも言える学校が横浜に誕生する。2018年度からの共学化に合わせて校名を「法政大学国際高校」へと変更。高校2年次からはホームルーム制を持たず、教科単位で動く。管理者としての「担任」を置かない。日本語でのIBディプロマ取得も可能な学校へ。ベールを脱いだ業界関係者再注目の学校についてレポートします。

法政大学国際高校の公式ホームページはこちら

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■法政大学国際高校について
・2018年度からスタート(新校名・共学化)
・ステージを世界に。21世紀の地球市民を育てる
・単位制のカリキュラム
・2年次以降、ホームルームの廃止
・クォーター制(4学期制)
・国際バカロレアコース(定員20名)の新設
・21世紀型の学力を身につける

■2018年度入試について
・A書類選考、B学科試験は特に変更がない
・書類選考における加点基準も変更なし
・新たに登場するC思考力入試は2/19実施。英検準2級以上必須。800字程度の論述試験が2問と面接
・IBコース(定員20名):12/7、2/1。英検2級以上必須。日本語小論文、英語小論文、数学適性検査

■進路状況 ・80%が法政大学へ 残りが他大学受験
・法政大学への推薦資格を持ちながら他大の受験も可能。特に不利になることはない
・国公立6名
・早稲田2名、慶應5名、上智13名

■雑感
・「チャレンジング」その一言
・大学進学を目的とする高校ではなく、21世紀型リーダーを育てる学校。その先に進学がある
・もともと形骸化していた制服は完全になくなる
・現在の古い校舎は建て替えない。かなりのマイナスポイント
・IBコースと通常コースで学費に差は設けない! まさかの格安でIBが取得可能な学校となる。玉川学園(IB)とは大きな違い
・諸刃の剣か。よく話を聞いて吟味して検討してください。「法政大学の附属校だから〜」「法政第二は難しいから〜」で選ぶとミスマッチが起きて不幸なことに。

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学校情報2016

フェリス女学院の情報2016

2016.11.14

横浜女子御三家の一角、フェリス女学院。「お嬢様」「自由」「面倒見が悪い」…フェリスのイメージとして上がってくることが多い言葉です。ある意味正しいですが、そのすべては「まことの自由」という理念に沿った形で実現されており、半ば学校の狙い通りと言えます。悪評とも言えるイメージを、スクールアイデンティティの柱に置けてしまうフェリスの魅力とは、どんなところにあるのでしょうか。レポートをご覧ください。

フェリス女学院中学校の公式HPはこちら

■フェリス女学院について
・1870年創立。日本で最初の女学校
・「For others」の校訓。「キリスト教信仰、学問の尊重、まことの自由の追求」
・子供たちに自由を授けることによって、自主性を育む

■フェリス女学院の教育の特色について
・キリスト教に基づく人格教育。真に豊かで価値有る人生を生きる土台を
・まことの自由の追求。細かな校則、服装規定はない
・学問の尊重。自主的、主体的に学ぶ姿勢
・LiberalArts教養主義。一人一人の個性を大切に
・文系・理系は分けない。高校2・3年生で幅広い選択科目を準備することで対応

■入試について
・特に変更はなし
・記憶力よりも理解力。独創的発想に優れた力。表現力
・面接は受験番号順に。受援番号1番と最後の人の終了時刻の差は70分程度
・着替え場所はない。服装はセーターやトレーナーで十分。着替える必要もない

■進路状況( )内は昨年度
・東大14(8) 一橋10(7) 京都5(2) 東工大2(8)
・早稲田92(55) 慶應58(46) 上智25(21)
・明治75(50) 青山20(23) 立教29(25) 中央36 (22) 法政22(9)

■雑感
・フェリスレベルになれば、自由を与えてしまって大丈夫
・小学校では「女王様」だった子も多い。それが集まった時に、どんな集団になるのか。束縛している場合ではない
・お嬢様学校と言われているが、お嬢様=おしとやかで上品、というわけではない。比較的恵まれた家庭で大事に育てられた子が多いとは思う
・「自由すぎる」ことはない。自由度は高いが、節度は守る。道を踏み外す人も0ではないが、それはもはや「個人の責任」というべきレベル。学校としては上手く運営している
・「まことの自由」を授けられるのは、質が高い生徒が集まっているからこそ。自由を与えても大丈夫な生徒を選ぶための入試であると言える。そして、それは入試問題にも反映されている
・学力が高く、勉強に前向きな子が多い。「勉強が嫌い」と言い切ってしまうような子は、環境としては辛いかも

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鎌倉学園中学校の情報2016

2016.11.08

「鎌倉学園は変わります」力強く言い放つ竹内校長。これまで意表をついた入試スタイルの変化や表面的な変更で目先を変え、覆い隠していたとも言える学校改革の本質的な方針が、ここにきて(ようやく)少しずつ形になってきました。間もなく完成する新校舎と勢いある若手教員と共に、新生鎌倉学園の歩みがスタートします。

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■鎌倉学園について
・1921年創立。鎌倉五山建長寺をバックグラウンドに持つ
・「礼義廉恥」「真の文武両道」を理念とする
・歴史に包まれた鎌倉の風土で、世界へ飛び立つ人材を育てる

■鎌倉学園の教育の特色について
・ほどほどの宗教教育。年3〜4回の座禅
・真の文武両道。勉強以外にも打ち込めるものを探そう
・選抜特進コースを作らない
・高校1年生から「英数国バランス良く出来る人クラス」と「苦手教科がある人クラス」を設立
・よく練られた海外研修プログラム(オーストラリア、ヨーロッパ、ベトナム)
・こだわりの理科教育。最先端を見せるため大学や企業の研究現場を訪問
・剣道部、弁論部、考古学部、囲碁将棋部は強豪。野球部、陸上競技部も強い

■入試について
・特に変更はなし
・算数選抜が人気
・1次から3次入試は4科目合計点で合否判断
・繰り上げ合格あり
・1次〜3次複数回受験の場合、繰り上げ合格の際に点数のいいとこ取り
・インターネット出願

■進路状況( )内は昨年度
・東大1(0) 東工大2(4) 横浜国大6(14)
・早稲田58(73) 慶應18(37) 上智25(41)
・明治116(142) 青山39(59) 立教30(56) 中央59 (55) 法政81(59)

■雑感
・12月に校舎リニューアル完了。変わろうとする学校の意志は強く感じられる
・教員作成の6分に渡る冒頭ムービーは出色の出来。礼義廉恥を前面に
・「通っている全員を大切にする」というコンセプトには甚く共感
・海外研修プログラムの充実度は秀逸。カマガクがグローバルを謳う日も近い
・2016年度進学実績は言い訳が出来ないレベルでよろしくない
・「理科」への熱い想いを感じる
・6年一貫のカリキュラム、クラス体制の変更はやや複雑。保護者にうまく伝わったかは微妙。どこもやっていないこのシステムの評価が出るのは数年後。
・クラス体制変更への検証がどこまで行われていたか、疑問符がつく。得意の「思いつき」でなければ良いのだが

さらなる詳細についてご興味がある方は、レポートをご覧ください。

参考資料
6年一貫のクラス体制
K-labo(理科教育)の取り組み

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芝中学校の情報2016

2016.10.26

「いま熱いのは芝ですね」業界に身を置いていると勢いのある学校の名前は自然と耳に入ってきます。ここ最近とみに聞くようになった伝統校「芝学園」。「一度入るとどっぷり浸かってしまい、勉強しなくなる」という意味で芝温泉なる揶揄がありましたが、「むしろ芝温泉にはどっぷり浸かって欲しいんですよ」と豪快に語る武藤副校長。注目校の説明会をレポートします。

芝中学校の公式HPはこちら

■芝中学について
・明治39年1906年創立。仏教浄土宗がルーツ
・「共生(ともいき)」「遵法自治」が校訓
・歴史ある男子中等教育学校。人として男子として過ごす6年間を大切に

■芝中学の教育の特色について
・知識教養、広く深い人間力、表現力、リーダーシップを育む
・基本的な生活習慣も身につける
・職業適性をはじめとしたキャリア教育、そしてそれをバックアップする教員団
・削りあうな、認め合え
・男子校の中で男が育つ
・楽しくなければ学校じゃない

■入試について
・特に変更はなし
・国語算数100点満点 理科社会75点満点
・65%程度が合格ライン
・算数で差がつく。2年前から国語はオール記述問題に
・2回受験した生徒に対しては、ある程度加点をしている

■進路状況( )内は昨年度
・東大18(14) 京都大8(4) 一橋6(7) 東工大14(12)
・早稲田118(104) 慶應83(87) 上智37(38)
・明治85(94) 青山12(19) 立教17(23) 中央31(29) 法政36(22)

■雑感
・いい学校です
・校長先生、状況を読むのがうまい。バランス感覚の良さを感じる。元野球部の監督。人望も厚そう
・ユーモアある副校長先生と熱く人望のある校長先生のタッグは強い
・本当に基本的な生活習慣を大切にしているということが分かる。当たり前のことを当たり前に
・伝えたいキーワードは、今年刷新された学校案内にある。「日本で一番薄くて、一番想いのつまった学校案内」だそう。ご興味がある方は、入手してみると良いと思います
・生徒を誇りに思い、先生も生徒も学校が大好きだということが伝わって来る
・日能研偏差値では、2/1だと鎌倉学園逗子開成と大差ないが、進学実績は全然違う
・ただ、鎌倉からは遠い。最短で70分(湘南新宿ライン使用 鎌倉→恵比寿→神谷町)

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鎌倉女学院の情報2016

2016.10.25

「鎌倉から世界へ」そのグローバルポリシーは、鎌倉女学院の伝統であり、色褪せることなく今も魅力を保っています。そのプログラムは洗練され、質の高いキャリア教育と飛躍した進学実績は、「鎌女」をさらに価値高いものとしています。女子校受難の時代ながら人気が安定している鎌倉女学院についてレポートします。

鎌倉女学院の公式HPはこちら

■鎌倉女学院について
・明治37年1904年創立。湘南地区で最も古い女子の中等教育機関
・宗教色を帯びず、公平な立場で女子に教育を授け、最新の知識を実践する
・何を学ぶかではなく、どう学ぶか

■鎌倉女学院の教育の特色について
・当たり前にグローバル。言語活動にとどまらず、その背景となる文化・歴史・思想の面から国際理解教育を重視
・「鎌倉学」日本文化を理解し、鎌倉を理解し、鎌倉と世界をつなぐ学習
・キャリア教育も充実。知的で洗練された女性エリートを育てる
・資格取得にも積極的

■入試について
・特に変更はなし
・400点満点の合計点で判定
・250〜260点が合格ライン。合格ラインぎりぎりで同点の場合は、全員合格
・繰上げ合格者は1次2次両方受験した人が対象。不合格者の中から800点満点で上位から補欠を出す
・web出願はしない

■進路状況( )内は昨年度
・国公立大幅増、早稲田も顕著な伸び、MARCH激増
・国公立47(25) 東大4(0) 京都大1(0) 一橋2(0) 東工大
・早稲田70(42) 慶應39(21) 上智42(39)
・明治75(66) 青山48(38) 立教48(57) 中央30(9) 法政51(34)

■雑感
・キャリア教育が充実した鎌女が、進学実績を出してきたのは非常に魅力。より多くの選択肢が開かれた
・「女子校ならでは」を追求している学校。「なんとなく共学」と思っているご家庭は一度話を聞いてみると良い
・ゴミ一つなく綺麗に磨かれた校内は好印象
・ドラスティックに変革を行っているわけではないが、「時代遅れ」と感じることはない。いつも新しさを意識しているからに他ならない
・リニューアルされたホームページの見所は実は鎌女日誌。ここがリアルタイムで更新されていくのは面白い

さらなる詳細についてご興味がある方は、レポートをご覧ください。

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法政女子高校の情報2016

2016.10.18

激変。2018年度からの共学化と「法政大学国際高校」スタートを控える法政女子高校。「楽しく自由闊達」で有名な同校ですが、SGHへの指定を皮切りにドラスティックに変わり始め、2年後に日本の教育に風穴を開ける変革を打ち出します。目が離せない法政女子校の今後を中心にレポートします。

2017.6.15追記 2018年度募集要項速報
2/19に思考力入試、12/7、2/1にIB入試を新設
募集要項(速報)
・IBコース(入試)20人程度の募集
 I期入試 12/7(木)
 II期入試 2/1(木)
 ※日本語小論文・英語小論文・数学能力適性検査・面接(英語)
・A書類選考 調査書
・B学科試験 2/12 英・数・国
・C思考力入試 2/19 論述試験・面接

法政大学国際高校の公式ホームページはこちら

■法政大学国際高校(法政女子の今後)について
・2018年度からスタート(新校名・共学化)
・多様化する社会に対応するグローバル型大学付属校
・普通科、単位制のカリキュラム
・アクティブラーニングを基本とした授業
・教科教室制の導入、ホームルームの廃止
・クォーター制(4学期制)…海外の高校との連携を取りやすくする
・国際バカロレアコースの新設
・ICT、全生徒・教員がタブレットPCを持つ

■2017年度入試について
・A書類選考、B学科試験は変わらず
・書類選考における加点基準も変更なし

■進路状況
・80%が法政大学へ 残りが他大学受験
・法政大学への推薦資格を持ちながら他大の受験も可能
・国公立4名
・早稲田5名、慶應6名、上智16名
・MARC9名

■雑感
・法政女子高の説明会というよりも法政国際高校の説明会だった
・自由で楽しく何でもできる法政女子はどう変わるのか
・学校の人気を集める「国際」「共学」「駅近」のキーワードを全部持つ学校に
・あの古い校舎は建て替えではなく改修。建て替えて欲しかった
・2017年度入試は志願者減だと何度も訴えていた。法政第二との仲間内での争い
・SGH指定、IBの導入と国の方向性を先陣を切って取り組んでいく学校に
・ホームルームの廃止、4学期制導入など日本の教育の伝統に風穴をあける学校となる

さらなる詳細についてご興味がある方は、レポートをご覧ください。

参考資料
SGHとしての法政女子
2016年度高校入試結果資料

学校情報2016

横浜隼人高校の情報2016

2016.10.06

募集定員増に伴う学校基盤の安定と、特進・特別選抜・国際語科が牽引する進学実績の目に見える向上から注目を集めている横浜隼人高校。「甲子園に出ている学校」というイメージは過去のもの。国際語科の英語だけでなく、理系でも成果を出し始めました。イノベーションを続ける横浜隼人高校の説明会の様子をレポートします。

横浜隼人高校の公式ホームページはこちら

■横浜隼人高校について
・必要で信頼される人間に
・校舎を一部建替え。耐震性も万全
・高い現役合格率
・特徴的な国際語科
・伸び続ける特別選抜の実績

■入試について
・併願基準は変更なし
・推薦の進学コースの内申基準が一部変更

■進路状況( )内は昨年度
・国公立43(35)
・早稲田15(20) 慶應3(4) 上智5(4) 理科大21(8)
・明治49(34) 青山30(27) 立教22(29) 中央45(34) 法政49(34)

■雑感
・希望が丘駅発の直通バスの正門乗り入れはグッドニュース
・来年度戸塚からバスで直通運転を交渉中。戸塚↔︎隼人間がつながれば通学区域が劇的に変わるイノベーション
・鎌倉からは現状やはり、遠い。横浜駅からの相鉄線もやや長く、駅からのバスも結構ある
・就任17年目、ご高齢の学校長先生だが、「生徒を大切にしよう」という思いが強く伝わってくる
・県立横浜国際の併願としては、一番手に来るだろう
・ホームページは早くリニューアルすべきだし、パンフレットもセンスは今ひとつ。広報の頑張りに期待。この辺が垢抜ければ、もう一段階上に行ける学校だろう

さらなる詳細についてご興味がある方は、レポートをご覧ください。

他の併願校との比較はこちらの記事(神奈川県 私立併願 おすすめ10校の実情と評判)をご覧ください。

参考資料
バスの乗り入れとコース別カリキュラム

学校情報2016

山手学院高校の情報2016

2016.10.05

国際理解教育の先駆者であり、20年前は20人以上の交換留学生が通学し、留学生だけのクラスも存在していた山手学院。現在交換留学生はたったの1名となり、「英語の山手」「国際交流の山手」は、グローバル時代に飲み込まれつつあります。驚異的な進学実績を出した創立50周年の今年、第1期卒業生の大澤校長が示すこれからの方向性に注目です。

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■山手学院について
・世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間の育成
・変えてはいけない部分(建学の精神、創設者の想い)
・変えていく部分(校章、校歌、制服のマイナーチェンジ)
・生徒が主役の学校
・育てる生徒像(自主自律、学習意欲旺盛、エネルギッシュ、チャレンジ、柔軟さ)
・総合体育館の建て替え

■入試について
・オープン入試のレベルが上がった
・併願基準は変更なし
・英検準二級以上に加点措置

■進路状況( )内は昨年度
・東大1(1) 北海道大8(4) 一橋3(0) 東工大7(2)
・早稲田149(113) 慶應62(37) 上智55(28)
・明治235(162) 青山133(87) 法政133(98)

■雑感
・圧巻の大学進学実績。大げさに誇ることもなく、謙虚な姿勢を貫く山手学院
・トップ公立の併願としての手ごろ感。併願基準を上げたことにより、湘南・翠嵐を志願する県内トップクラスの生徒がさらに集まる。自然とレベルが上がる仕組みが出来ているのは強い
・伸び続ける大学進学実績を支えるのが外進生。「国公立、早慶上理に受かる学校」はもはや大言壮語ではない
・通っている生徒・保護者の満足感は高い。日大藤沢といい山手といい、併願校でありながら、生徒の満足を高められるのは素晴らしいことだ
・学校の特色や強みが今、何も見えてこない。「自由である」という校風を売りにするのではなく、何か特色ある教育を掲げたい
・多彩な海外研修や中期留学制度などの説明は魅力的。しかし、その成果というところでの報告がなく、次にどうつながったのかが見えてこない
・海外大学への進学や外資系企業への勤務など、数多の卒業生がグローバルに活躍している具体的な姿を示してほしい

さらなる詳細についてご興味がある方は、レポートをご覧ください。

他の併願校との比較はこちらの記事(神奈川県 私立併願 おすすめ10校の実情と評判)をご覧ください。

学校情報2016

湘南工科大附属高校の情報2016

2016.10.04

三年前に導入した書類選考で大幅に受験者を増やすことに成功。水泳、卓球、テニスなどの強豪校であり、スポーツ校としての側面を持ちながら、一方でコースを細分化して進学校としての側面も強めてきました。内申点オール4前後にひしめく併願校の中で光を放てるか。今年の湘南工科大付属をレポートします。

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■湘南工科大附属について
・校長先生が変わられました。元気で明るい校長先生。学校の卒業生
・教育理念:智・徳・体の充実
・明るい校風、明るい生徒、恵まれた環境、情熱ある教職員などが売りです
・1706名のマンモス校
・様々なコース体制により、自分に適した学習や生活を送れる

■入試について
・オープン入試のレベルが上がった
・併願基準は変更なし
・入試にマークシート方式の導入。日程的にも公立の良い練習に

■大学進学実績について( )内は昨年度
・国公立6(11)
・早稲田1(10) 慶應0(3) 上智0(2) 東京理科大2(1)
・明治12(17) 青山10(10) 立教3(10) 中央10(16) 法政10(7)

■雑感
・長谷部校長、入試広報玉ノ井先生を筆頭に暗めだった学校を明るく変えそう
・リオ五輪での卒業生立石選手(水泳銅メダル)の活躍も記憶に新しい。スポーツで盛り上がることは請け合い
・進学実績では、横須賀学院、平塚学園にかなり水を開けられる結果に
・校舎は綺麗で、設備も豊か。生徒たちも一時期よりもずいぶん落ち着いた印象
・辻堂駅から徒歩15分。暑い日はちょっときつい

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関連リンク
2016年度大学進学実績
湘南工科大附属受験生の皆さんへ

学校情報2016

横須賀学院高校の情報2016

2016.09.30

着実に進学実績も伸び続け、進学校としての発信ができる位置にまで上ってきた横須賀学院。内部での変革はどのように行われているのか、また今後の発展の方向性についてレポートします。

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■横須賀学院について
・「いかに生きるか」を問いかける学校でありたい
・理系に注力。理科教員の刷新と科学教育センターの開設
・生徒会の盛り上がり。自ら問題解決へと動く生徒の増加
・MARCH以上の大学進学を考えるなら選抜クラスに入るべき

■入試について
・筆記一般の入学者が多かった
・推薦入学者のレベルが上がる
・併願基準はほぼ変更なし

■大学進学実績について( )内は昨年度
・国公立21(11)
・早稲田7(1) 慶應7(2) 上智6(2)
・明治24(22) 青山26(22) 立教6(5) 中央19(15) 法政24(22)

■雑感
・学力がある生徒が増えてきて、学院のやりたいことが実現可能に
・コースによって雰囲気も勉強量も教員の布陣も違う。コース判断を慎重に
・英語教育で4技能の発達に向けた取り組みはまだ中身が伴っていない印象
・交通の便の悪さ。横須賀線沿線に住んでいる人こそ通学が不便
・青山学院との提携の話は、高校入学生には関係ありません

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2016年度大学進学実績
コース概略図

学校情報2016

法政大学第二高校の情報2016

2016.09.29

共学化、新校舎と学校のイメージが変貌した法政第二高校。男っぽさが魅力だった学校に女子が入った化学反応やいかに。武蔵小杉の街と歩みを共にするかのように変化を続ける法政第二高校の最新情報をレポートします。

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■2016年度より共学化
・入学者の学力は確実に上がった。レベルが一段階上になったと言える
・学習に対する意識がより向上
・討論する授業では、女子の視点がより豊かな結論へ導く
・体育祭での黄色い声援の衝撃(先生談)

■法政二高の教育について
・中学入試で入った生徒については、英数国など一部の科目で高校の先取りを行うが、高校から入学してくる生徒とも混ざった状態で高1のクラスはつくられるため、高校に入ってまた一から学習をし直す予定とのこと。
・国際交流の促進
・新図書館のメディアセンターとしての機能

■進路について
・法政大学への進学は有資格者全入
・97%が現役大学進学、93%が法政大学有資格者、86%が法政大学進学、11%が他大学進学

■雑感
・発信下手だった法政二高はどこにもない。気合いと自信を感じる。人気が学校を変えている
・新校舎の工事はほぼ完了。大学と見紛う広大さと綺麗さ
・共学化により全ての質が上がった。共学化して良かった、とほぼ全教員が感じているようだ
・書類選考で、もはや英検準二級があまり役に立たない模様。プラスになるのは二級から

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2016年度入試状況
昨年度レポート(中学を含む)

学校情報2016

湘南学園の情報2016

2016.09.20

突然の校長交代に揺れる湘南学園。ここ数年順調に校内の改革を進めてきましたが、この春は進学実績も振るわず、更なる飛躍を遂げるか、しのぎを削る共学校の争いに勢いを失ってしまうのか、ターニングポイントを迎えています。転機の湘南学園の今をレポートします。

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■湘南学園について
・個性豊かにして身体健全、気品高く、社会の進歩に貢献する
・見える学力と見えない学力。知識と表現力。次代を担う人材を
・日本だけの物差しではなく、世界で通じる価値観を

■湘南学園の6年間の教育プログラム
・ESD(持続可能な社会の進歩に貢献できる人間)プログラムの実施
・教科横断型、総合型の学習(詳しくはパンフレット見開き)
・世界の出来事を自分ごととして考えられるグローバル市民の育成
・英語(英会話)は、ネイティブ二人と日本人一人の教員体制

■2016年度入試と2017年度入試について
・応募者数は2013年をピークに緩やかに減少
・男子が多い
・合格最低点で男女に差が出る。女子の方が合格しやすい
・手続き後の辞退は少なかった
・2017年度も変更はなし。web出願はしない

■進路状況( )内は昨年度
・東大1(1) 横浜市大2(3) 横浜国大1(2) 慶應医学部1(1)
・早稲田8(13) 慶應7(6) 上智10(6)
・明治9(35) 青山7(17) 立教8(15) 中央7(20) 法政10(23)

■雑感
・ふるわない大学進学実績。「情報提示と励まし不足」との分析。理由は他にありそうだが
・突然の校長交代。おそらくは入試採点ミスの引責によるもの
・榎本新校長は、簡潔かつ人の良さがにじみ出る。学校現場の経験豊富な印象
・細かな学習指導や先生方のあたたかさは特筆もの。教員の質は高い
・人気は安定してきた印象だが、競合に打ち克つためには、起爆剤も必要
・「湘南学園ならでは」や「湘南学園だからこそ」という視点をいつも持っている
・パンフレットの制服モデル(女子)がすばるの卒業生です!二人とも!

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関連リンク
湘南学園2016大学入試を振り返って
昨年度レポート

学校情報2016

山手学院の情報2016

2016.06.30

創立50周年を迎える山手学院。今春の入試では大幅に受験者を増やし、中高一貫6年間のカリキュラムの見直しが功を奏したことで大学進学実績でも躍進。一方で、各私学がグローバルを標榜するようになり、山手の伝統「北米研修(全員参加型)」はものめずらしいものではなくなってきました。共学人気の中、学校の価値を改めて問われている山手学院の現状をレポートします。

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■山手学院について
・世界を舞台に活躍でき、世界に信頼される人間の育成
・変えてはいけない部分(建学の精神、創設者の想い)
・変えていく部分(校章、校歌、制服のマイナーチェンジ)
・在校生の結束を強める。山手生宣言、結束のオブジェ
・育てる生徒像(自主自律、学習意欲旺盛、エネルギッシュ、チャレンジ、柔軟さ)
・総合体育館の建て替え
・中期語学留学の新設(中3の1月〜3月)

■六年一貫教育一期生の6年間の報告
・まずは成功
・目標や位置付けを常に意識
・常勝の精神(勉強でも行事でも)
・一人ひとりに寄り添ったサポートができた
・特別な学年であることを意識させることができた

■2016年度入試と2017年度入試について
・志願者が増えた
・1日入試の手続き率がやや下がっている
・算数で決まる
・C日程、他校と競合しており、レベルが分散。チャンスあり
・2017年度も大きな変更はない

■進路状況( )内は昨年度
・東大1(1) 北海道大8(4) 一橋3(0) 東工大7(2)
・早稲田149(113) 慶應62(37) 上智55(28)
・明治235(162) 青山133(87) 法政133(98)

■雑感
・圧巻の大学進学実績。大げさに誇ることもなく、謙虚な姿勢を貫く山手学院
・今春の中学受験で志願者が大幅増。「理由は分からない」(教頭談)
・校長先生曰く、「山手の卒業生は世界中に散らばって地味に活躍している」。「地味に」ってなんだろう?
・中高一貫一期生の実績はやはり良かった。山手として注力していた学年であり、ここでコケるとまずかっただけに一安心
・中高一貫一期生は学年団が若かった。若い先生たちの成長はそのまま山手の財産。マンネリ、保守といった山手の負の遺産を打破してくれることを期待
・今春の志願者増と大学進学実績躍進のタイミングが揃い、山手学院は窮地を脱した。次年度の増加は間違いないので、その次に繋げられるか
・パンフレットの表紙がすばるの卒業生です!清楚!

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関連リンク
2016年度入試の結果資料とコース概念図
パンフレット抜粋
昨年度レポート
※昨年度の説明会の方が国際交流についての内容が充実していたので、昨年度のレポートも合わせてご覧ください。

学校情報2016

渋谷教育学園渋谷の情報2016

2016.06.23

創立20年の若い学校ながら驚異の進学実績を誇り、一気に共学校のトップに躍り出ている渋谷教育学園渋谷。渋谷駅徒歩5分の立地は言わずもがな都会であり、流行や社会のうねりを肌で感じながら過ごせる中高6年間は、大変に刺激的なものとなることでしょう。紛れもなく成功・躍進している「渋渋」の学校運営の一端についてレポートします。

渋谷教育学園渋谷の公式HPはこちら

■渋谷教育学園渋谷について
・創立20年。新しい学校
・自調自考(自ら調べ自ら考える)
・時代の変化に対応出来る子どもを育てる
・自主性を重んじ、自由の中でどう過ごすかを考えてもらう
・SGH指定。国際色豊か
・難関大学合格に向けた教育プログラムと多彩な体験

■2016年度入試と2017年度入試について
・男子は志願者増加傾向
・1日入試は第一志望の人が多い
・算数で決まる(顕著)
・算数国語は100点満点。理科社会50点満点
・合格者ボーダーは60〜65%
・途中点があるので、諦めずに解く
・2017年度も大きな変更はない

■進路状況( )内は昨年度
・東大30(33) 京大5(6) 一橋4(10) 東工大12(3)
・早稲田126(109) 慶應91(75) 上智20(30)
・医学部医学科27(17)

■雑感
・さすがの「渋谷」で、教員も生徒も垢抜けているが派手ではない。お会いしたどの先生も丁寧で腰が低く、来訪者を歓迎する風土があった
・校長先生は人格者で理念も明確。若い学校だが、校長先生の深遠なフィロソフィーによりしっかりとした学校の理念が確立されている
・生徒の様子も見ることができた。ハキハキしており、自由だが風紀が乱れている印象は全くない。これこそが自主性
・英語、国際的のイメージは強い。取り組み自体も自国の文化を知り、世界の文化に飛び込むもの。SGHの特設サイトに詳細が載っている
・一等地なのでやはり敷地は狭く、九階建てはさながらオフィスビルのよう。校舎も狭さを感じる
・部活動の不自由さは感じる。室内型の部活は問題ないが、野外活動を中心とした部活動(サッカー、野球など)は窮屈さがある
・これだけの実績を出していれば進路指導、進学指導についても疑う余地がない。偏差値は数年来上昇を続けているのでまだ伸びる

さらなる詳細についてご興味がある方は、レポートをご覧ください。

関連リンク
2016年度入試の結果資料
2017年度入試の募集要項

ご興味がある方はこちらも

学校情報2016

公文国際学園の情報2016

2016.06.18

創立当初から世界へ目を向けてきた公文国際学園は、グローバルブームの昨今も慌てて何かをやり始めるということがありません。学園の存在そのものが、子ども達に世界を意識させるものであり、ボーダーレスな環境がいつもそこにあります。自由と自主性の意味を考えさせ続ける公文国際学園の先鋭的な取り組み、そしてやや人気に陰りが見える現状についてレポートします。

公文国際学園の公式HPはこちら

■公文国際学園について
・集団の一員として自ら考え判断し行動する力を身につける
・異質の他者を認める力を身につける
・プレゼンテーションとライティングの力を身につける
・SGHとしてより世界を見た持続性のある学習方向性を整備
・公文式については、あくまでも学習の補助教材

■2017年度入試について
・A入試(国語・算数)の倍率はおよそ2倍
・B入試(4教科)の倍率はおよそ1.6倍
・公文式経験者が優遇される度合いは薄まった

■進路状況( )内は昨年度
・東大4(4) 京大1(4) 一橋3(3)
・慶應46(41) 早稲田52(73) 上智35(41)
・進学状況としては、国公立が25%,早慶上智+私大医学部が25%,
 GMARCHが10%,他大学が10%,浪人が25%

■雑感
・言わずもがなのグローバル校。国が認めたSGH
・グローバルを支える「異質の他者を認める」というポリシー。
・公文国際が最近人気がない原因はどこにあるか。
  ①入試制度の度重なる変更(分かりにくさ)
  ②進学実績が振るわない
  ③学費が高い(←寮費を含むとやっぱり高いですよね…)
  ④共学校の増加
  ⑤説明会が上手くない←new!(今日感じました)
・ファンは多い。すばるから通っている人も多く、総じて満足度も高い
・「お買い得感」は続きます

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関連リンク
2017年度入試の概要・2016大学進学実績
公文国際学園NEWS(分かりやすく特徴がまとまっています)
昨年度説明会レポート

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学校情報2016

日大藤沢の情報2016

2016.06.09

中学開設から早8年。中高一貫校としての地位を徐々に築き上げてきた日大藤沢。高校入試ではトップ校の併願校としての位置を確立し、中学でも共学人気にあやかり、勢いを増しています。なんといっても通学者の満足度が高いこの学校。何が生徒と保護者を惹きつけるのか、その秘密についてレポートします。

日本大学藤沢の公式HPはこちら

■日大藤沢ついて
・基礎学力の定着と基本を忘れない
・面倒くさがらない、諦めないことを大切に
・6カ年一貫教育の中で自ら学ぶ姿勢を持った次世代のリーダーを育てる
・充実した学習システム。中高一貫生は先取り学習
・中学三年次に特進選抜試験がある
・約半数が日本大学以外に進む
・フィールドワークによる心身の充実

■2016年度入試と2017年度入試について
・男子は志願者増加傾向
・歩留まり率(合格者の入学割合)が高い
・算数で決まる
・合格者平均点は第一回が60〜67%、第二回が58〜62%
・2017年度はWEB出願を始めます

■進路状況( )内は昨年度
・国公立 28(25) 内進生8名 
・早慶上智理科大 61(40) 内進生13名
・GMARCH 195(122) 内進生59名

■雑感
・広大なキャンパス、充実した施設、美しく保たれた校舎、厳しめの校則で、「秩序・整然」は間違いなく日藤の校風である
・全体として堅実、言葉を選ばずに言えば、やや地味な印象はある
・合格者の歩留まり率(合格者の入学率)が高いのは、学校への評価に他ならない。共学校の中で勢いを持っている
・すばるの卒業生がパンフレットの表紙を飾っています(自慢です)

■山手、日藤、湘南学園の選択について(大まかな独断と偏見)
・山手学院:特進クラスに勢いがある山手。特進クラスに行けるなら山手。「グローバル=山手学院」は時代に追い越され、少し後手を踏んでいる感じ。
・日大藤沢:通ってからの満足感や施設、行事の充実度なら日藤。漠然とした「私立の良さ」を感じられるのも日藤。部活動も活発で強い。
・湘南学園:先生たちの親身さ、学校としての面倒見の良さ、アットホーム。グローバルやアクティブラーニングなどの変革の新しさを求めるなら湘南学園。

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関連リンク
2016年度入試の結果資料・出題傾向
2016年度入試の分析資料(算数・社会・理科)
昨年度説明会レポート
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学校情報2016

品川女子学院の情報2016

2016.05.31

「社会で活躍する女性の育成」という創立理念を実践する教育は、昔も今も他校とは切り口を異にします。ゴールからの逆算で中高6年間で必要なことを、可能な限り体験させてあげるプログラムは高レベルで充実。多様性溢れる行事や取り組みは、蕾だった子どもたちを膨らませ、芽吹かせます。時代の先端を走り、オリジナリティ溢れる力強い花々を「社会で」咲かせる品女の教育をレポートします。

品川女子学院の公式HPはこちら

■品川女子学院の教育について
・女子には女子のライフデザイン学習。社会で活躍する女性の育成
・ITリテラシー。知らないから危ない。使いこなせば安全
・ライバルは世界に。研修旅行、留学生の受け入れ
・正解ではなく最適解を求める能力
・マルチタスクを遂行できる大人に
・総合型の第三回入試は成功。能力を見られる解答が集まった

■進路状況( )内は昨年度
※すべて進学数。他校の「合格数」とは違うのでご注意を
・国公立9(11) 早稲田8(13) 慶應13(10) 上智5(9)
・明治12(24) 青山11(10) 立教14(7) 中央8(2) 法政9(4)

■雑感
・女子校であり続けることの意義については、納得。女子校ひいては品女でしかできない教育の提供。
・新校舎2016年度中に着工予定。色々と権利関係で調整が必要なのだろう。着工時期も完成時期も明らかにされていない。
・先進的かつ斬新な取り組みばかりが取り沙汰されるが、基礎学力の徹底に対する執念もすごい。宿題や課題は多く、一日の勉強時間は相当なもの。
・OGの品女愛はすごい。私立ってこれだ、と思わせる。
・入試内容は好感触。品女らしさが表れた入試なので、基礎学力を確かめつつ他の日程にも要素を入れていけば良いのでは?

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関連リンク
2016年度入試状況
進学実績
昨年度説明会レポート

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学校情報2016

逗子開成の情報2016

2016.05.26

鎌倉から自転車通学も可能なほぼ地元、逗子開成。進学指導や改革の充実から耳目を集めて、難関校の仲間入りを果たしたここ数年。上がり続けたのは偏差値と大学進学実績だけではありません。学校の価値や教育内容もそれ以上の勢いで向上発展を続けます。海洋人間学という科目認定を取り、逗子開成ならではの教育、逗子開成にしかできない教育を力強く推進。21世紀型の教育の形をどこよりも早く確立する学校ではないでしょうか。すばるからもたくさんの卒業生が通い、活躍している逗子開成。改めて最注目校としてご紹介させていただきます。

逗子開成の公式HPはこちら

■海洋人間学の成果について
・OPヨット製作&帆走と遠泳
・海という自然を体験できる
・逗子開成の生徒としてのアイデンティティーが持てる
・自己肯定感や協調性が高まる
・東京大学の海洋アライアンスと提携

■逗子開成について
・幅広く深い知識と豊かな教養、多彩な表現力を身につける
・豊かで温かい心と逞しくしなやかな体
・時代を切り開く力
・逗子開成ならではの教育を

■2016年度入試状況について
・応募者数受験者数が減少
・インターネット出願の初年度。合否結果を見てからの二次、三次の出願が多かった
・記述力を重視し、読解力・思考力・表現力を測れる入試問題
・繰上げ合格はゼロ

■進学実績( )内は昨年度
・東大10(2) 一橋8(11) 東工大6(6)
・早稲田105(119) 慶応68(70) 上智45(28)

■雑感
・生徒は生き生きしている。学校からも生徒からも勢いを感じる学校
・パンフレットは読み応え十分。ぜひご一読を
・アクティブラーニング、高大連携、教科横断型授業の全てを海洋教育で吸収しているのがすごい。私立ならではの取り組み。文部科学省からの後援もどんどんもらえそう
・「海が好きなら逗子開成」で決まり。他の追随を許さない
・受験者数が減ったのは、単純に東大合格者数への評価ではないか?(5名→2名)
・人気が落ちる要素はない。目先の大学進学実績に左右されるのはもったいない

さらなる詳細についてご興味がある方は、レポートをご覧ください。
いつも一生懸命書いてますが、今回は特に力を入れて「雑感」書いてます

関連リンク
2016年度入試総括についての資料
昨年度説明会レポート

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学校情報2016

浅野中学の情報2016

2016.05.25

神奈川男子御三家の一角、浅野中学。2月3日入試は、首都圏最大級の2000名近い受験者を集めます。意義のある革新を続けてきた伝統がそこにはあり、2020年の100周年を控え、さらなる深化を続けます。浅野を支えているのは、その校風です。校舎や立地、生徒や先生、先輩たちを中心とした浅野を創ってきた人達、そして時代は変われども脈々と受け継がれてきたその「つながり」は変わることはありません。不易流行という言葉がどこよりもしっくりとくる浅野中学の今をレポートします。

浅野中学校・高等学校の公式HPはこちら

■浅野中学について 校長先生
・伝統の中で育まれてきた「つながり」こそが浅野の文化
・「なすべき務めを成し遂げる人」を育てる
・結果としてのグローバル人材の育成(グローバルありきではない)
・2015年秋体育館、図書館がリニューアル。
・2016年度中の校庭の人工芝化で施設整備プロジェクトが完了

■学校施設について
・緑あふれる広大な敷地。都内では味わえない情緒豊かな空間
・グラウンドが今年度中完成。全面人工芝に
・全教室エアコン、プロジェクター完備
・設備面も充実。文武両道を強力に後押しするキャンパスに

■東大進学実績について
・2013:27人
・2014:34人
・2015:40人
・2016:30人

■雑感
・「なんでもハイレベル」「なんでも盛り上がる」
・硬派、素朴、堅実、でもどこかいつも新しい
・浅野は「良い人間の集団」という言葉は響いた
・生徒の表情がいい。ヒョロイ中学一年生が浅野での生活を通してたくましくなる
・浅野の空気感・伝統が生徒を成長させ、大きくする
・グローバルに力を入れ始めた。研修先としてスタンフォード、オックスフォードの名前が出てくるのはさすがだ
・ただ、マンモス男子校です。華やかさは皆無です

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学校情報2016

法政第二中学の情報2016

2016.05.20

共学化、新校舎完成とセンセーショナルな改革を打ち出してきた法政第二。新校舎の素晴らしさは言うまでもありませんが、女子が入学することの化学変化はポジティブサプライズだった様子。共学化一年目入試の状況を含む最新の学校情報をレポートします。

法政第二中・高等学校の公式HPはこちら

■共学化について
・「ボチボチです」(校長談)
・中1、中2は30名クラス(男22人 女8人)
・女子生徒が良いまとめ役に
・男子にも効果が波及。学校生活への意欲が高まっている

■新校舎の竣工と新たな取り組み
・国際交流のハブステーションとしての機能
・充実した図書館で教科教育との結びつきを強める
・法政大学の国際化に伴う付属校の連携行事

■2016年度入試結果について
・人気が高まった、受験者数の増加、合格後辞退者の減少
・レベルの高い女子が集まる。男女で合格者平均点に差が出た
・日本大学(日吉)、中大横浜、青学英和との併願が多い

■雑感
・新校舎は何度来ても素晴らしい。法政大学の本気を見た。慶応普通部もすごいが比肩するレベル。お金のかけ方が違う
・女子の人数が少なくても大丈夫、という「強い女子」が入ってきている。これは、男子にも好影響。校長先生や教務主任の先生の話しぶりからも今のところ「うまくいっている」感触
・神奈川共学校の選択に風穴を開けたことは間違いなく、各方面の志願状況に大きな影響を与える
・ネガティブな要素はほぼ見当たらず、立地や新校舎などポジティブな面ばかり。今後もレベル(偏差値)は高騰を続けるだろう。あと一年がチャンス。それ以降は、鎌学逗子開成、鎌女のレベルまで来る。山手、公文国際を抜くだろう

さらなる詳細についてご興味がある方は、レポートをご覧ください。

関連リンク
中学校の生活と入試について
国際交流について
2016年度入試出題のねらいについて

IMG_2247 IMG_2249 正門前はまだ工事中

学校情報2016

青山学院横浜英和の情報2016

2016.05.19

青山学院との提携、系属化が決まり注目を浴びている青山学院横浜英和。今春の入試でも多くの受験者を集めました。女子校として価値高く、確かな教育方針と伝統ある校風は健在ですが、共学化に向けての課題も多そうです。青学英和の現在地をレポートします。

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■青山学院の系属校として
・70%が進学できる形を
・キリスト教による、より良い教育を提供するための系属化
・校舎は移動しない。これからも蒔田の地で

■横浜英和学院について
・創立130年。女子教育のパイオニア
・校舎建て替えにより環境が整った
・充実したキャリア教育。進路選択と指導
・ずっと続けてきた給食制度

■これからの英和について
・国際交流活動(オーストラリア海外研修や提携校留学制度など)
・男子教育はジェントルマンを育てたい。新たな教育理念に「文武両道」を
・アクティブラーニングやICT教育も積極導入

■進路状況( )内は昨年度
・国公立大学7(3)
・早稲田5(11) 慶應6(1) 上智2(4)
・GMARCH 51(45)
・医学部医学科5

■雑感
・女子校ならではのキャリア教育、職業選択指導が充実。やはり「女子校」なのだろう。
・健康管理の徹底ぶりは特筆モノ。元気で健康な女性像は英和の教育指導の賜物。しかし、これもやはり「女子校」なのだろう。
・毎朝の礼拝、聖書を読むなどの宗教教育は健在。拠り所ない現代のティーンズに心を落ち着かせられる瞬間があることは貴重。
・共学化に向けてはまだ前途多難。現在1つしかないグラウンドは大きな問題。野球部やサッカー部などの活動は現存の施設では無理。野球部とサッカー部がない共学校は成り立たない。
・共学化に向けての早急な対応が大きな課題。教頭から昇進したばかりの小久保校長がどう解決していくか見ものである。
・Make a new history. 楽しみである。

さらなる詳細についてご興味がある方は、レポートをご覧ください。

関連リンク
2015.7.16学校説明会レポート(昨年度)

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学校情報2016

横浜雙葉の情報2016

2016.05.17

カトリックの伝統校、横浜女子御三家の一つ横浜雙葉中学校。異国情緒あふれる山手の丘には、JR石川町駅と便利になったみなとみらい線の元町・中華街駅が最寄り。時代の潮流に流されずに、目の前にいる子どもたちが幸せに今を過ごせて、豊かな将来を手に入れるために学校が何をできるかを考えている学校です。先生方は皆あたたかく、生徒はまじめな子が多い横浜雙葉中学校についてレポートします。

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■2017年度入試変更点について
・日程変更なし
・募集定員を90→100に変更。間口を広げる
・中1クラスを4クラスから5クラスに増やす
・昨年同様、ネットでの合格発表

■横浜雙葉について
・1900年創業 115年の伝統
・規律ある校風「徳においては純真に 義務においては堅実に」
・変わらないものと変えていくものをしっかりと見据えていく
・在校生と保護者に入ってよかったと思われる雙葉をこれからも

■カリキュラムと進学状況について
・総合学習がそのままアクティブラーニング
・補習や発展学習などに対するフォローも充実
・理系が半分。女子校としては多い
・国公立大学への合格者は増えている

■進路状況( )内は昨年度
・東大4(3) 一橋3(1) 東京外語6(4) 東工大2(2)
・早稲田49(35) 慶応46(39) 上智35(34) 立教61(26) 明治43(29)

■雑感
・相変わらず理念がはっきりしていて、周囲に流されない強い信念がある。あくまで子どもたちの「人」を大切にする。
・グローバルブームや教育改革の動きに左右されない、自分に誇りを持った子どもたちを育てたい、という想いが伝わる。
・大学進学実績を必要以上に誇ることもない。もちろん、恥じることのない実績。
・運動会を締めくくる50年間踊り継がれてきた「田毎の月」という踊りは健在。「変わらぬ雙葉」の象徴。現代っ子にどこまで受け入れられるかは分からない。ただ、踊ってみるといいものらしく、保護者の感動は大きい。
・広報部長が代わり、発信力という点では、印象は変わるだろう。名物広報部長の後釜としてスタートを切った木村先生(男性)は、誠実さがある。期待したい。
・在校生の満足度も高く、面倒見の良さ、学校の軸のブレなさといった点で(もちろん進学実績も)、横浜雙葉の価値は変わらない。

さらなる詳細についてご興味がある方は、レポートをご覧ください。

関連リンク
2016年度大学進学実績
2017年度入試出題方針(4科目)
募集定員と中1クラス編成の変更について

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学校情報2016

神奈川学園の情報2016

2016.05.14

横浜駅からダイヤモンド地下街を抜けること徒歩10分。最寄駅が「横浜」の神奈川学園。三年前のセンセーショナルな大学進学実績で一躍注目を浴びた同校。もともと宗教色のない小規模な女子校として面倒見が良く、オリジナリティのある学校でしたが、SGHアソシエイト校にも認定され、価値をさらに高める改革が進みます。神奈川学園の最新情報をレポートします。

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■2017年度入試変更点について
・インターネット出願を始めます
・一部、総合型(発想力、論理力を問う)問題も出題されます
・日程、定員は変更なし

■神奈川学園について
・1914年創業 102年の伝統
・自由な校風、できるだけ規則でしばらず、女子に自ら判断する力を
・21世紀教育プランにより難関校(GMARCH以上)への合格数が急増
・SGHアソシエイト校認定
・一人ひとりを大切に

■2016年度中学入試について
・合格者の定着率が高かった。合格後辞退者の減少
・例年よりも合格ラインの得点率が下がった。問題が難しかった
・受験者数は前年並み

■進路状況
・国公立8(9)
・早慶上智理科大19(41)
・GMARCH116(80)

■雑感
・穏やかな校長先生。特に強い発信力があるわけではないが、的確な説明。
・入学してから伸ばしてくれる学校であることは間違いない。多くの卒業生や塾からも評価されている。
・授業の工夫やブラッシュアップが常に行われている。オリジナルテキストもその一つ。先生や学校の魂が込められたテキストは、多少の粗があったとしても生徒の心に届く。
・大学進学実績だけ見ると、高校受験でいう大船高校・七里ガ浜高校を上回っている。入学時の偏差値を考えれば、よく力を伸ばしてくれる学校であると言える。(鎌倉高校の少し下につける程度)
・横浜駅から徒歩10分という立地をどう考えるか。女子校のステイタスとも言える「自然あふれる丘の上」にある学校ではない。

さらなる詳細についてご興味がある方は、レポートをご覧ください。

関連リンク
2016年度入試データ
チラシ(受験結果を含む)

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学校情報2016

清泉女学院の情報2016

2016.05.12

大船駅からバスで5分。歩くと20分。チャレンジングな進学校へのイメージ転換を図っている清泉女学院は、グローバル入試と銘打ち、次年度入試でも改革を進めます。2017年度入試に向けての変更点、2016年度入試の状況を中心にレポートします。

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■2017年度入試変更点について
・2/1AMは従来通り4教科
・2/1PMにグローバル入試/2教科入試を選択制で実施←NEW
・2/3AMは従来通り4教科

■清泉女学院について
・広大で豊かな自然に囲まれている
・理系が多い女子校
・週3日の限られた部活動にもかかわらず世界的な結果を残す音楽部
・清泉は元々グローバルな学校

■2016年度中学入試について
・例年通りの難易度
・算数で差がついた

■進路状況( )内は昨年度
・東大0(2) 横浜国大2(3) 東京外語大2(1)
・慶応18(14) 早稲田35(16) 上智18(19)
・充実した指定校推薦枠

■雑感
・グローバル入試、午後入試(2教科)の導入。女子には無風だった一日午後に波風が立った。
・穏やかながらも芯のある校長先生。改革へも前向き。
・発信力のある教頭先生。広報関係を取り仕切っているのはおそらく教頭先生。清泉のイメージアップを支えている。
・非常に静かな校舎(キャンパス)。緑豊かで学習にも集中できる。
・受験生からも保護者からも支持を集めており、復活の兆しあり。

さらなる詳細についてご興味がある方は、レポートをご覧ください。

関連リンク
2017年度入試概要
2016年度中学入試結果データ
2015.6.24学校説明会レポート(昨年度版)
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