開校6年目、2018年春に中高一貫一期生が卒業する横浜市立南高校附属中学校。横浜市の肝入りでスタートした市内初の公立中高一貫校です。市の本気が伝播し、初代校長の確かな手腕が評判となって、噂が噂を呼んだ結果、開校以来凄まじい人気と倍率が続いています。サイエンスフロンティア附属中が開校し、二校の切磋琢磨や棲みわけも注目される中、2017年夏の説明会についてレポートします。
■市立南高校附属中について
・平成24年4月開校
・横浜市初の公立中高一貫校
・学びへの飽くなき探究心を持つ人材の育成。自ら考え自ら行動する力の育成
・豊かな人間性を養いつつ、国際社会で活躍するリーダーを育てる
■教育内容について
・アクティブラーニングを取り入れた学習活動
・偏らず、9教科の基礎学力をバランスよく身につける
・国際社会で活躍できる語学力とコミュニケーション能力を高める授業
・EGGと呼ばれる総合学習
・学校は「わからないところを学ぶところ」という意識を大事に
■入学者の募集について
・定員は160名(男女おおむね各80名)
・志願資格は、神奈川県民であること。横浜市外でも受検可能(制限枠あり)
・他の公立とは併願できない。私立はOK
・適性検査Ⅰと適性検査Ⅱ、調査書の三つを総合的に判断して合否を決める
・毎年、繰上げ合格を出している
■進路状況
・2018年春に一期生が卒業します
■雑感
・横浜市肝いりで作られ、練りに練られたカリキュラムや取り組みでかなり力のある生徒が育っているだろう
・自ら考え、自ら行動する、南高生ならではの幅広い進路選択も見もの。進路指導については、まだ不透明な部分も多いが…
・校長先生方から溢れるオーラを感じることはなかったが、案内をしてくださった先生方は丁寧かつフレンドリー。魅力的な先生が集まっているのだろう
・中学校長先生の話は全然面白くはない。パンフレットに載っていること以上のことは特に何もない。高橋校長が退き、発信力という点では大きく後退している
・適性検査型入試を実行する私立中学校はおこぼれに与ろうと、ここぞとばかりにチラシを撒きに来ていた
・適性検査を乗り越えるためには、速さ・的確さ・丁寧さとともに、高い国語力・論理的思考力が必要です
説明会の詳細についてさらにご興味がある方は、レポートをご覧ください。
市立南高校附属中学の詳細情報をこちらのブログでも発信しています