青山学院との提携、系属化が決まり注目を浴びている青山学院横浜英和。今春の入試でも多くの受験者を集めました。女子校として価値高く、確かな教育方針と伝統ある校風は健在ですが、共学化に向けての課題も多そうです。青学英和の現在地をレポートします。
■青山学院の系属校として
・70%が進学できる形を
・キリスト教による、より良い教育を提供するための系属化
・校舎は移動しない。これからも蒔田の地で
■横浜英和学院について
・創立130年。女子教育のパイオニア
・校舎建て替えにより環境が整った
・充実したキャリア教育。進路選択と指導
・ずっと続けてきた給食制度
■これからの英和について
・国際交流活動(オーストラリア海外研修や提携校留学制度など)
・男子教育はジェントルマンを育てたい。新たな教育理念に「文武両道」を
・アクティブラーニングやICT教育も積極導入
■進路状況( )内は昨年度
・国公立大学7(3)
・早稲田5(11) 慶應6(1) 上智2(4)
・GMARCH 51(45)
・医学部医学科5
■雑感
・女子校ならではのキャリア教育、職業選択指導が充実。やはり「女子校」なのだろう。
・健康管理の徹底ぶりは特筆モノ。元気で健康な女性像は英和の教育指導の賜物。しかし、これもやはり「女子校」なのだろう。
・毎朝の礼拝、聖書を読むなどの宗教教育は健在。拠り所ない現代のティーンズに心を落ち着かせられる瞬間があることは貴重。
・共学化に向けてはまだ前途多難。現在1つしかないグラウンドは大きな問題。野球部やサッカー部などの活動は現存の施設では無理。野球部とサッカー部がない共学校は成り立たない。
・共学化に向けての早急な対応が大きな課題。教頭から昇進したばかりの小久保校長がどう解決していくか見ものである。
・Make a new history. 楽しみである。
さらなる詳細についてご興味がある方は、レポートをご覧ください。
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